全員に届けようとした瞬間、誰にも届かなくなる
- 小林 圭
- 5月10日
- 読了時間: 2分
こんにちは!小林です。
あなたの商品やサービスを、
「もっと多くの人に知ってほしい!」
そう思う気持ち、すごくよくわかります!
でも残念ながら、それが失敗の始まりです。
なぜなら――
メッセージは広げれば広げるほど、薄まり、誰にも届かなくなるから。
たとえば、こう考えてみてください。
あなたが山奥で遭難しているとします。そこにヘリコプターが近づいてきました。
でも、拡声器から聞こえてきたのは、
「山にいるすべての皆さんへ!元気ですか!困っていたら、誰でもどうぞ〜!」
…それ、あなたは自分のことだと思えますか?思えませんよね。
でも、こう言われたら?
「◯月◯日に◯◯山に登った男性の方。このメッセージが聞こえたら、すぐに手を振ってください!」
ゾッとするほど、自分に向けられたメッセージに変わります。
そして、この“自分ごと化”こそが、反応を生むポイントなんです。
ターゲットを絞ることは、捨てることではない。
“選ばれる”ために、あなたが選ぶということ。
「全員に向けて」は誰の心も動かしません。
でも、「あなただけに向けて」と言われると、人は本能的に反応します。
だからこそ、
年齢は?
性別は?
どんな悩みを持ってる?
どんな日常を送ってる?
どんな言葉で話しかけられたら、ハッとする?
そこまで絞ることで、ようやく“伝わる”ようになるんです。
メッセージは、鋭く深く、突き刺さらなければ意味がない。
そしてそのためには、「誰に刺したいのか」を、
あなたが先に決める必要があります。
ここから先のステージでは、
“売る前に、誰に売るのか”を、徹底的に突き詰めていきましょう。
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